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タイトル ニューオーリンズ・トライアル
原題 RUNAWAY JURY
公開年 2003 アメリカ
監督 ゲイリー・フレダー
出演者 ジョン・キューザック
ジーン・ハックマン
ダスティン・ホフマン
レイチェル・ワイズ
内容  2年前、ニューオーリンズの証券会社にリストラされた元社員ペルティエが乱入し、銃を乱射して、11人を殺害して自殺した事件の被害者の一人、株式ブローカーのジェイコブ・ウッズの妻セレステ・ウッドが凶器として使われた銃パフォーマ990を製造したメーカー、ヴィクスバーグ社に民事訴訟を起こした。代理人はベテラン弁護士ウェンドール・ローア。
 メーカーに対する殺人責任の判決を危惧したヴィクスバーグ社は同業他社の協力を得て、陪審コンサルタント、ランキン・フィッチを雇う。
 フィッチの部下たちの調査で、陪審員選任の日、被告側はほぼ自分側に有利な陪審員を囲うことに成功したかに見えたが、裁判の冒頭弁論の日、陪審員売りますと言うメモが原告と被告双方に届く。
 メモの差出人はマーリーという女であった。フィッチは裁判のビデオ映像から陪審員の一人、ゲームソフト店員のニック・イースターという男がマーリーと繋がっていると睨む。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 陪審員の票を売る男女に翻弄される弁護士と陪審コンサルタントの攻防を描いたサスペンス映画。
 陪審員の中に潜り込み、陪審員全員を説得して判決を変えてしまおうという映画というとデミ・ムーア主演の「陪審員」という映画があるが、こちらは陪審員の説得より脅迫者側のニックとマーリーと執拗に彼らを排除しようと狙うフィッチとのやりとりが中心となっている。
 終盤まで裁判の判決だけでなく、彼らが何者で目的が何なのかという謎でストーリーを引っ張っていっているところはうまい。
 ただ、企業からの信頼の厚い大物陪審コンサルトにしては露骨な暴力かつ脅迫行為に出すぎではないかという気がする。もっと合法的な悪党ぶりを見せて欲しかった。
 それと、陪審コンサルタントがこのような脅迫行為で陪審を左右していたとなると、今まで陪審が銃器メーカーに殺人の責任を認めた例がないのは、脅迫や圧力のせいだったということになってしまう。そのあたり、もう少しアメリカで銃が許容される背景のようなものを描いて欲しかったと思う。