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タイトル 9000マイルの約束
原題 SO WEIT DIE FUSSE TRAGEN
公開年 2001 ドイツ
監督 ハーディ・マーティンス
出演者 ベルンハルト・ベターマン
ミヒァエル・メンドゥル
アナトリー・ヴラディミロヴィチュ・コテニョフ
イリーナ・パンタエヴァ
内容  1945年、ドイツ人中尉クレメンス・フォレルはモスクワの裁判所で戦争犯罪者として有罪判決を受け、他の3000人の捕虜と共にシベリアの収容所に移送される。過酷な労働、極寒や飢えに耐えながら、クレメンスは愛する家族のもとへ帰るために一度は失敗したものの、1949年、ドイツ人医師シュタウファーの協力を得て、脱走する。
おすすめ度 ☆☆☆☆★
 捕虜収容所を脱走したドイツ人兵士を描いたサスペンス映画。実話の原作の映画化。
 逃げる先々で見知らぬ人々の助けを受けながら、追っ手の追跡をかわしていくところはテレビ版「逃亡者」に近い印象。内容を凝縮した総集編を見ているような感じで個々のエピソードは短い気もするが、密度が濃い分、全編、緊迫感を持って楽しめる。また、主人公の逃走と彼を待つ家族の日常を交互に描いているところもうまい。
 登場人物も主人公に限らず、クレメンスを追うカメリアフ中尉やシュタウファー医師、シャーマンの孫娘イリーナ、クレメンスの娘リサ、イリーナにプレゼントされた犬に至るまできちんと存在感が発揮されており、申し分ない。
 しかし、音楽や映像に1970年代の映画のような古くささが感じられ、今風のスピード感ある映像やテンポのある音楽に慣れた人には不向きかも知れない。
 題材的には、ドイツ人の捕虜収容所ものという珍しい題材で、加害者であり被害者であるドイツ人兵士という描き方がキャラに深みを持たせている。
 ラストの家族との再会は感動的で思わずホロリとさせられてしまう。