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タイトル ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
原題 THE LORD OF THE RINGS : THE RETURN OF THE KING
公開年 2003 アメリカ
監督 ピーター・ジャクソン
出演者 イライジャ・ウッド
ヴィッゴ・モーテンセン
イアン・マッケラン
リヴ・タイラー
ショーン・アスティン
オーランド・ブルーム
ミランダ・オットー
内容  中つ国、第三紀。冥王サウロンと手を結んだ魔法使いサルマンの軍から人間の国ローハンを救ったガンダルフ、アラゴルン、レゴラスたち。そして、樹木の巨人エントの助けを得たメリーとヒピンもサルマンの本拠地オルサントの塔を壊滅させた。
 しかし、サウロンの標的はゴンドールの国に向けられていた。
 一方、フロドとサムはサウロンの造り出した指輪を捨てるため、ゴラムを道案内にモルドールの山を登っていた。
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
 「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の最終作。
 今回はサウロン軍からゴンドールの国を守るアラゴルン、ガンダルフたちの活躍とモルドールの滅びの山へ向かうフロドとサムの冒険と二つの軸でストーリーが進行していく。
 「マトリックス レボリューションズ」でもそうだったが、メインであるフロドとサムの冒険は、中盤までアラゴルンたちのシーンの間に片手間にシーンが差し込まれている感じで、本線はこちらなのに印象が弱い気がする。
 サウロン軍とゴンドール・ローハン連合の軍との大軍勢同士の戦いは壮観で、本来、人間同士の戦いでも十分迫力あるのに、敵がオークやトロル、おまけに象に似た怪物オリファントや空飛ぶ怪物に乗るナズグルまで出されては圧巻としか言いようがない。しかも、CGっぽい雑さが感じられず、実際に存在するかのように映像として溶け込んでいるのも見事としか言いようがない。
 ストーリーにおいても、サウロンの邪悪な指輪の魔力に苦しむフロドと彼を献身的に支え続けようとするサム、ふたりの仲を裂き、指輪を自分のものにしようとするゴラムとの三角関係の中、一度はフロドに見捨てられながらも、彼のために助けに向かうサムの姿には感動させられたし、ゴラムが最後まで改心せず、自分の邪悪な欲望に蝕まれて、死んでいくところもよかった。
 そして、アラゴルンがゴンドールの王の末裔としての自分の運命を受け入れるまでのくだりも弱腰だったメリーとピピンが戦いの過程で戦士として強くなっていく過程もしっかりと描かれていた。
 レゴラスの戦いぶりも最後までクールでかっこいいのも印象的だった。
 ラストも大団円で、文句のない決着。こういう大作映画だと、終盤、メイン・キャラをどんどん死なす作品が多いが、この映画はほとんど死なず、最後までメイン・キャラの成長ぶりをフォローして描いているところは素晴らしい。
 不満な点があるとすれば、ガンダルフとサルマンの一騎打ちの決着がなかったこと、ガンダルフは魔法使いなのに格闘戦ばっかりで大きな魔法はほとんど使わなかったこと、ナズグルの首領”アングマールの魔王”は演出上、もっと早い段階で幹部キャラとして登場させて欲しかったところなど。
 それにしても、この映画三部作を見て思ったのは、ガンダルフって老人なのにすごい元気だなってところ。これだけ、老人がよく動き回って、アクションで大活躍する映画は他にないと思う。