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| タイトル | 愛の落日 |
|---|---|
| 原題 | THE QUIET AMERICAN |
| 公開年 | 2003 アメリカ |
| 監督 | フィリップ・ノイス |
| 出演者 | マイケル・ケイン ブレンダン・フレイザー ドー・ハイ・イエン レイド・セルベッジア |
| 内容 | 1952年、共産主義の台頭でベトナムの独立気運が高まるフランス占領下のサイゴン。初老のロンドン・タイムズの記者トーマス・ファウラーは、イギリスに妻子を残し、長くベトナムに記者として滞在するうち、ベトナム人の美しい女性フォングを愛人にしていた。 そんな時、アメリカ人の医療援助団体の一員アルデン・パイルとホテルの屋外ティー・ルームで出会ったファウラーは、自分の自慢の女性としてフォングをパイルに紹介するが、パイルはそのフォングに魅了されてしまう。 その矢先、ファウラーは本社から帰国命令を受ける。カトリックの妻が離婚を認めないため、ロンドンにフォングを連れて帰るわけにも行かないファウラーは、仕方なく取材活動のため、北ベトナムの前線へ向かう。しかし、その間にフォングの姉がフォングとパイルを結びつけようと画策していた。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆★★ |
| 評 | 1952年、アメリカがベトナム政策に関し、フランスへの援助から直接的な介入への転換を図るために行った裏工作という従来の歴史映画ではあまり取り上げられなかった題材を扱っている。タイトルの「THE
QUIET AMERICAN」(おとなしいアメリカ人)は第二次世界大戦頃までのアメリカは戦争に直接介入しない方針だったため、そう言われていたが、共産主義の台頭で政策の転換を余儀なくされた。 ストーリーだけ見れば、愛人を奪われた老イギリス人記者が、嫉妬し、CIAのアメリカ人の暗殺を企む共産主義者に協力して殺させ、愛人を取り戻そうとする話だが、そこに歴史的事実をリンクさせ、そこそこのサスペンス映画に仕上がっている。 フォング役ドー・ハイ・イエンは、ファウラーとパイルが惚れ込むのも無理はないと思えるほど美しく、素晴らしいキャスティング。 しかし、CIAであることも知られ、フォングを奪ってしまったにもかかわらず、なおファウラーと最後まで親交を結ぼうとするパイルの行動はどうにも不自然。ファウラーが怨みを抱いていることを容易に想像がつくと思うのだが。それと、終盤、ファウラーと会うのにボディガードをつけないのかもわからないし、治安の悪い場所で白い背広という派手な格好で一人で会いに行くのもCIAにしてはあまりに不用心な気がする。 |