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| タイトル | ソウ |
|---|---|
| 原題 | SAW |
| 公開年 | 2004 アメリカ |
| 監督 | ジェームズ・ワン |
| 出演者 | ケーリー・エルウェス ダニー・グローバー リー・ワネル モニカ・ポッター ケン・リョン |
| 内容 | 暗闇の中で意識を取り戻したアダムは、いきなり溺れそうになり、暴れると、栓が外れ、水が排水溝に流れていった。アダムのいた場所は浴槽の中であった。闇の中でアダムが呼びかけると、男の返事が聞こえた。男が照明をつけると、アダムの対角線上に男が一人。中央には、血だまりの上に右手にテープレコーダー、左手に銃を持った男の死体。アダムも男=ローレンス・ゴードンと名乗る医師も足に鎖を嵌められていた。二人それぞれのポケットに入っていたカセットテープを再生すると、アダムには「この地下室でおまえは死ぬ」、ゴードンには「あんたの目的はアダムの殺害、6時まで」というメッセージが吹き込まれていた。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆☆★ |
| 評 | 猟奇殺人犯ジグ・ソウの罠に嵌められた男たちのサスペンス・スリラー。 デビッド・フィンチャー監督の「セブン」と「ゲーム」と少々影響受け過ぎな感じもするが、ジグ・ソウの正体の謎を解き明かしつつ、監禁された二人の運命を追う映像展開、そして緊迫感と悲壮感のある演出で、最後まで興味深く見られた。 最後は悲劇的なオチだが、ジグ・ソウの正体がわかった時点で、映画は、悲劇的な余韻より疑問点の方が多く残ってしまった。 恐らくラストは意外性のある展開を狙ったのだろうが、犯人がゼップでなくなったことは設定に大きな無理が生じてしまう結果となった。 まず、ジグ・ソウが重症患者ジョンだとなると、彼は数々の事件で病院を抜け出しつつ、意識を失った人間を一人で監禁室へ運び、舞台装置も自分で作ったことになるが、重症患者が果たしてそこまで体力を要する行動が誰にも怪しまれずに出来るのかという点。 さらにジョンは数時間の間、死体のふりをしていたわけだが、数時間以上も意識を保ち、両手を上げたまま、うつぶせになっていれば、当然手足の痺れがあるわけで最後の場面で普通に立つと言うことはとう考えても不自然。まして、重症患者ならなおさらである。 さらにジグ・ソウはどうやってゼップに言うことを聞かせたのかも疑問が残る。過去の被害者は監禁されていたからこそ、ジグ・ソウの期待する生か死かの二者択一の選択を迫られたわけだが、ゼップの場合、全く拘束されていないわけだから、毒を盛られたとしたら、本当に約束を守るかわからないジグ・ソウの言うことを聞くよりカセット・テープを証拠に病院なり警察に助けを求めるのではないだろうか。 構成的には、監禁された二人がジグ・ソウの用意した小道具を逆に利用して、危機を脱出する展開を期待したのだが、終盤は絶望を煽る演出ばかりになってしまい、ゲームという部分での面白さがなくなってしまった。 猟奇殺人のアイデアはなかなかよかっただけに、もう少しテーマを絞って作って欲しかった。 |