ボーン・スプレマシー
タイトル ボーン・スプレマシー
原題 THE BOURNE SUPREMACY
公開年 2004 アメリカ
監督 ポール・グリーングラス
出演者 マット・デイモン
フランカ・ポテンテ
ブライアン・コックス
ジュリア・スタイルズ
カール・アーバン
ガブリエル・マン
ジョアン・アレン
内容  記憶を喪失した元CIAのエージェント、ジェイソン・ボーンがCIAに別れを告げ、恋人マリーとの新しい生活を始めてから2年。インドのゴアで人目を避けて暮らしていたボーンとマリーだったが、ボーンの記憶は未だに戻らず、毎晩のように過去の悪夢にうなされていた。その頃、ベルリンでは、CIAのエージェント、パメラ・ランディが組織内の不祥事の調査に当たっていた。CIA内部の公金横領の資料を情報屋から受け取るため、厳重警戒の中、取引が行われるが、何者かによる襲撃で交渉役のエージェントと情報屋が殺され、現金と資料も奪われてしまう。そして、取引現場の配電盤に残された不発だった爆弾からはボーンの指紋が発見される。
 一方、インドでは、自分を狙う不審な殺し屋に気づいたボーンは、マリーと共に車で逃走するが、橋のところで殺し屋にマリーを射殺されてしまう。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 記憶をなくしたCIAの殺し屋が活躍するアクション映画。「ボーン・アイデンティテイー」の続編。
 前作同様、わずかな手がかりから単独で真相を突き止めようとする孤独な殺し屋の姿が描かれている。今回は序盤でヒロインが死ぬため、完全に孤独な戦いという感じで、ジェイソン・ボーンがハートボイルド・チックでかっこよかった。
 この種の映画だと、孤独といっても大抵は情報集めを助ける味方が出てきたりするものだが、ボーンはあくまで一人で行動し、自分で調べ上げ、唯一味方になりそうな感じだったニッキーに対しても冷淡でぞんざいな態度で、全体的に殺伐とした緊張感が走っていた。この点は他のアクション映画も見習ってもらいたいところ。
 展開はスピーディーで、演出も細かいし、謎解き要素もあり、もっといい評価をしてもよかったのだが、いかんせんアクション・シーンに関しては不満が残った。アクション・シーンでは臨場感を出すためなのかどうかは知らないが、非常にカメラぶれが多くて観にくい。元同僚との格闘にしても、ラストのカーチェイスにしても、カメラぶれのせいで面白さが半減してしまった。
 ストーリー的には、CIA高官アボットによって事件の真相が明らかになってからボーンは、すぐにロシアに自分が昔殺した夫婦の娘に真相を告げに行く点がちょっとしっくりこなかった。てっきり、ボーンは恋人のマリーを殺した殺し屋に復讐しようとしているのかと思っていたが、それは二の次というのが展開的にトーンが下がってしまった気がする。結果的にボーンを狙ってマリーを殺した殺し屋が襲ってきたので復讐は果たせたが……