タイトル シンデレラマン
原題 CINDERELLA MAN
公開年 2005 アメリカ
監督 ロン・ハワード
出演者 ラッセル・クロウ
レニー・ゼルウィガー
ポール・ジアマッティ
クレイグ・ビアーコ
内容  若手ボクサー、ジミー・ブラドックは妻メイと三人の子供たちに支えられ、世界タイトルに手が届くところまでの活躍を見せていたが、1929年の右手の負傷と、翌年からの大恐慌で、多大な財産を失う。それから、4年、金を稼ぐためにケガを押して試合に出続けていたが、この日の試合で右手を骨折したあげく、無様な試合を見せたためにファイト・マネーも払われず、ボクサーのライセンスも剥奪されてしまう。
 以後、ジミーは一般労働者と同じように過酷な肉体労働で日銭を稼ぐが、暮らしは切迫するばかり。ついには生活保護を申請し、ボクシング委員会へ足を運び、援助を求める。
 そんなある時、かつてのマネージャー、ジョーがジミーに世界ランキング2位のボクサーとの試合を持ちかける。
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
 家族のためにカムバックしたボクサーの姿を描いた映画。実話の映画化。
 ボクシング・シーンの演出、カメラワークが実に素晴らしく、まるで実際に生でボクシングの試合を見ているような臨場感と手に汗握る緊張感を再現している。
 特に終盤の対マックス・ベア戦に至るドラマは「あしたのジョー」の対ホセ・メンドーサ戦のようなドラマを観ている感じで、懐かしさと感動があった。
 それにしても、この映画に出てくる主人公ジミーはいいひと過ぎ。子供が万引きすれば一緒に店に謝りに行き、子供に言葉で悪いことをしたと悟らせるし、試合でお金が入れば、救済局からもらったお金や他からの借金を返済するし、家族のためには骨折してでも試合や仕事を続ける。奥さんも夫がボクシングを続けることに反対しながらも、彼を最後まで懸命に支えようとしている。そして、マネージャーも家財を売ってでも、ジミーに試合をさせようと奔走する。みんないい人過ぎて、現代では忘れられがちな思いやり、義理、人情を思い起こさせてくれる。