ヒストリー・オブ・バイオレンス
タイトル ヒストリー・オブ・バイオレンス
原題 A HISTORY OF VIOLENCE
公開年 2005 アメリカ
監督 デビッド・クローネンバーグ
出演者 ヴィゴ・モーテンセン
エド・ハリス
マリア・ベロ
ウィリアム・ハート
内容  アメリカ、インディアナ州ミルブルックスの小さな田舎町で、ダイナーを経営するトム・ストールは弁護士の妻ルディと、二人の子供たちと一緒に幸せに暮らしていた。ところが、そんなある夜、閉店間際に店に入ってきた二人組の強盗を店員を守るためにトムが正当防衛で殺してしまったことから、マスコミの注目を浴びる。数日後、ニュースを見たという一人の男フォガティがダイナーを訪れ、トムにまるで古い知り合いであるかのようにジョーイと呼んで話しかける。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 グラフィック・ノベルの映画化。
 強盗から足を洗い、平穏に暮らしていた主人公の前に、昔の仲間が現れ、彼をつけねらう展開。クローネンバーク監督らしい暴力的な演出で、人が死ぬシーンはえぐい。
 この手の映画だと、主人公は昔は悪人だとしても一応いい人というのが相場なのだが、この映画では、罪を償っているわけでもなく、反省しているわけでもない、完全に営利目的で人を殺していた強盗。ただ平穏な暮らしをしたいがために悪の世界から抜けたという感じ。
 家族まで狙われた主人公は復讐のために自分を追う組織を皆殺しにするのだが、普通は自分の正体を知られた主人公は家族のもとから去るのがこの種の映画のパターンだが、この主人公は家族のもとに返り、妻に自分と今まで通り暮らしてほしいと情けなく懇願する。
 全てにおいて従来のダークヒーロー映画とは違ったパターンの映画で、新鮮味があった。