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| タイトル |
グエムル 漢江(ハンガン)の怪物 |
| 原題 |
GUE-MOOL |
| 公開年 |
2006 韓国 |
| 監督 |
ポン・ジュノ |
| 出演者 |
ソン・ガンホ
ピョン・ヒボン
パク・ヘイル
ペ・ドゥナ |
| 内容 |
韓国米軍基地内の研究施設で科学者が部下に漢江へのホルマリンの大量廃棄を命じた。それから、数年後、漢江の河岸で売店を営むパク・ヒボンの息子カンドゥは、ある日、店の客につまみやビールを運んでいる時、ジャムシル大橋にぶら下がる巨大な怪物を他の見物人たちと発見する。怪物は突然、土手に上がり、人を襲い始める。カンドゥは中学生の一人娘ヒョンソの手を引いて、逃げようとするが、別の子と勘違い。ヒョンソは怪物にくわえられ、水の中に連れ去られてしまう。
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| おすすめ度 |
☆☆★★★ |
| 評 |
娘を怪物にさらわたれ家族が娘を捜して奔走するブラックコメディ家族ドラマ。
社会風刺や体制批判(主にアメリカ)をストーリーに盛り込みたいあまり、設定や展開にかなり無理が生じている。
第一にオープニングの米軍基地内のホルマリン大量廃棄も理由が個人的なものというのも納得のいかない感じ。第二に住民が身近に接する漢江であれだけ怪物が巨大化するまで怪物の発見も被害者報告もなしというのは不自然。第三にウイルス感染者がほとんど出ていない段階で漢江地域を封鎖し、住民を確保というのはおかしい。第四に犯罪者でもないし、ウイルス感染者と確定されたわけでもないのに逃亡した主人公たちに懸賞金をかけて、顔をテレビでさらすというのも不自然。第五に未知のウイルスのはずなのに化学兵器対策用の殺菌ガスをまくという対策が出来ているのなら、ウイルス感染者であるかないかも政府は判断できるはず。第六にウイルスにそれほど敏感な政府なのにウイルスを持っている怪物に対しては全くもって殺す、捕獲などの対策を一切取ろうとしていないのも不自然。第七に長女ナムジュが怪物に飛ばされて落ちた溝はかなり深い溝だったのにナムジュはどうやって昇れたのかも疑問。
怪物映画に細かいことを突っついても仕方ないが、あまりにも杜撰。
怪物に関しては、デザインはともかく、CGはまずまずの出来。序盤から現れて、人を食いまくるのも良い。
純粋に娯楽に徹した同じ韓国映画の「怪獣大決戦!ヤンガリー」に比べると、家族ドラマとしても、怪物ドラマとしても中途半端な印象だけが残った。同じ役者を揃えていたせいもあるのだろうが、同監督の「殺人の追憶」とドラマの雰囲気がまるまる同じなのも、監督にセンスのなさを感じる。
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