ウィンター・ソング
タイトル ウィンター・ソング
原題 PERHAPS LOVE
公開年 2005 香港
監督 ピーター・チャン
出演者 金城武
ジョウ・シュン
ジャッキー・チュン
チ・ジニ
内容  香港の映画スター、林見東(リン・ジェントン)が有名監督・聶文(ニエ・ウェン)の新作ミュージカル映画に出演するため、上海に到着した。林がこの作品の出演を決めたのは、聶文監督に育てられた共演の人気女優・孫納(スン・ナー)に会うため。彼女は10年前、映画女優になるために林を残して去っていったかつての林の恋人であった。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 映画監督と俳優と女優の三人の恋愛模様を綴ったミュージカル映画。
 香港映画にしては珍しいミュージカル映画だが、歌や音楽は素晴らしいものがあった。歌手のジャッキー・チュンは当然だが、金城武も結構歌が上手かった。幻想的な映像は「ムーラン・ルージュ」を観ているような感じ。
 それと、歌や踊りも劇中劇や歌の練習の時のみで、普通のミュージカルのようにどこでも突然歌うわけではなく、不自然さがなかった。
 気になる点としては、現実、劇中劇、夢の映像が交互に織り込まれて進行するのだが、現実と夢のシーンは境界がわかりづらいので、ストーリーを混乱させる元になっている。また、劇中劇の進行もわかりづらく、現実のドラマとのシンクロがあまりうまくいっているとは言えない。
 ストーリー的には、10年前の孫納との恋愛を引きずり、映画撮影を利用して再会し孫納にアプローチをかける俳優・林見東は、やっと孫納と関係を持つことが出来たと思ったら、10年前の自分が受けた辛さを彼女に与えようとするところなど、純愛を貫いた果ての屈折ぶりが描かれていて、興味深かった。