輝く夜明けに向かって
タイトル 輝く夜明けに向かって
原題 CATCH A FIRE
公開年 2006 アメリカ
監督 フィリップ・ノイス
出演者 デレク・ルーク
ティム・ロビンス
ボニー・ヘナ
内容  1980年、南アフリカ北部の炭田地帯。妻と二人の娘、母と暮らすパトリック・チャムーソは、ある日、コーチを務めるサッカーチームを引き連れて、サッカー大会に出場するため、職場のセクンダ石油精油所に偽造の病気診断書を提出し、仕事を休む。チームは優勝し、その夜、パトリックは息子がいる愛人の家を訪ねるが、時を同じくして、セクンダ石油精油所でテロによる爆発が起きてしまう。翌日、パトリックは公安部テロ対策班のニック・フォス大佐にテロリストを精油所に手引きした容疑で逮捕されてしまう。
おすすめ度 ☆☆★★★
 テロ組織とは無縁で、家族想いで真面目に仕事をしていた普通の男がテロリストに間違われ、自分や妻が拷問されたのをきっかけにテロ行動に走ってしまうと言う映画なら、多分に感情移入できたのであろうが、この映画では、彼が元からテロ活動家であるという描写が削られており、なおかつ、家族以外にも愛人がいる女好きで、仮病を使って仕事を休むところなど、いいかげんな男なのになぜかキャラが硬派に描かれているので、彼を善意の被害者としては素直に受け入れにくい。
 ラストで登場する本人を見ると、陽気な性格で、普通におじさんという感じで、映画にあるような大きなテロを起こそうとした英雄にも見えず、小物感が強い。アパルトヘイト下の黒人の生活描写はリアルなのだろうが、キャラ描写に関してはやや誇張がありすぎる気がする。