| 評 |
テロ組織とは無縁で、家族想いで真面目に仕事をしていた普通の男がテロリストに間違われ、自分や妻が拷問されたのをきっかけにテロ行動に走ってしまうと言う映画なら、多分に感情移入できたのであろうが、この映画では、彼が元からテロ活動家であるという描写が削られており、なおかつ、家族以外にも愛人がいる女好きで、仮病を使って仕事を休むところなど、いいかげんな男なのになぜかキャラが硬派に描かれているので、彼を善意の被害者としては素直に受け入れにくい。
ラストで登場する本人を見ると、陽気な性格で、普通におじさんという感じで、映画にあるような大きなテロを起こそうとした英雄にも見えず、小物感が強い。アパルトヘイト下の黒人の生活描写はリアルなのだろうが、キャラ描写に関してはやや誇張がありすぎる気がする。
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