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| タイトル |
パフューム ある人殺しの物語 |
| 原題 |
PERFUME : THE STORY OF A MURDERER |
| 公開年 |
2006 ドイツ・フランス・スペイン |
| 監督 |
トム・ティクヴァ |
| 出演者 |
ベン・ウィショー
レイチェル・ハード=ウッド
アラン・リックマン
ダスティン・ホフマン |
| 内容 |
1738年、ジャン=パティスト・グルヌイユはパリの魚市場で魚屋の女に産み捨てられて、誕生した。マダム・ガイヤールの育児所で育った彼は、何キロも先の臭いをかぎ分けられる超人的な嗅覚を持ち合わせていた。13歳の時に皮なめし職人グリマルに売り払われた彼は、そこで黙々と働いていたが、青年になってパリの街へ配達へ出向いた時、そこで赤毛の少女の臭いに惑わされ、彼女に近づくが、彼女の悲鳴を押さえようとして、殺してしまう。
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| おすすめ度 |
☆★★★★ |
| 評 |
ナレーションによる進行、終盤のファンタジックな展開、主人公の関係者を脈絡なく死なせてみたりと、猟奇殺人映画ではあるが、構成は西洋おとぎ話。
終盤、究極の香水をつくりあげた主人公が大衆に囲まれた死刑台で香水を振りまき、大衆全員が魅了され、主人公を天使と崇め、性行為に走ってしまうと言う展開は唖然とした。主人公に娘を殺された父親まで自分の息子とか言い始めるし。
究極の香水の成分という部分で、納得のいくものがあれば、ブラックな展開でも納得できただろうが、これではただの魔法と一緒。臭いに敏感な主人公はその香水を嗅いでも、全然平気というのもおかしい。臭いの感覚がわかるから、その臭いがどういう効能なのかもわかるわけだし。
そもそも、主人公は、最初は、自分が殺してしまった女の香りをもう一度、自分のものにしたくて、香水作りを始めたのに、途中から究極の香水作りの方に目的が変わっていくのだが、その心の変化の理由がわからない。
また、主人公の標的もただ手頃な女を殺しているという感じで、臭いで選んで殺しているという感じがないのも不自然。普通に考えて、全ての人間を魅了する香水を作るのなら女だけ殺しても駄目な気もするし。
殺人に関しても、ただ体が無臭で、嗅覚が強いと言うだけで、超人のごとく、神出鬼没に次々と女を殺していくのはリアリティなさ過ぎ。演出面では、ヒロインを二度も狙われる寸前で助かるシーンを作っておきながら、三度目には何のドラマもなく、あっさり殺すというのも安易。ヒロインを登場させた意味がない。 |