タイトル インランド・エンパイア
原題 INLAND EMPIRE
公開年 2006 アメリカ
監督 デイヴィッド・リンチ
出演者 ローラ・ダーン
ジャスティン・セロー
ジェレミー・アイアンズ
内容  町の実力者ピオトルケ・クロールを夫に持ち、豪邸で暮らすハリウッド女優ニッキーは、キングスリー・スチュワート監督の映画作品「暗い明日の空の上で」のオーディションに合格し、俳優デヴォン・バークと共に撮影に参加する。この映画は、ジプシーの民話を元にしたポーランド映画「47」のリメイクで、主演の二人が撮影中に殺され、未完となったいわくつきの企画であった。
おすすめ度 ☆★★★★
 映画撮影中に現実と虚構の区別がつかなくなり、時間の軸を越えて、幻想の世界をさまよう女優のサスペンス映画。
 次々と現れる登場人物の設定についても、ストーリーについても、ほとんど説明がなく、観客置いてきぼりで話がどんどん進んでいく。
 終盤で、中盤でずっと描かれてきた話が全て撮影中の映画の出来事だったとわかった後も、必ずしもそれが映画のオチというわけではなく、まだ主人公は現実と虚構の中をさまよっているわけで、結局、方向性がわからず、何を描きたかったのか、よくわからなかった。
 過去にこの映画の脚本で映画を撮影していた主演の俳優二人が殺されたというエピソードの伏線も回収されていないし、そもそも、なぜニッキーは虚構と現実が区別つかなくなったのかもはっきりしない。
 重苦しい音楽と登場人物の顔アップの多用、よくわからないストーリー、3時間という上映時間で、かなり観ていて苦痛となる映画であった。
 終盤で、売春婦役の裕木奈江が、あまり上手くない英語で、意味のない台詞をかなり喋っていたのには驚いた。