タイトル キングダム 見えざる敵
原題 THE KINGDOM
公開年 2007 アメリカ
監督 ピーター・バーグ
出演者 ジェイミー・フォックス
ジェニファー・ガーナー
クリス・クーパー
ジェイソン・ベイトマン
ジェレミー・ピーブン
内容 サウジアラビアにある石油会社の外国人居留区で自爆テロ事件が発生。死者百人にも達したこのテロの犯人を、FBIはサウジのアルカイダ・メンバー、アブ・ハムザと推察。サウジ政府の警察能力を疑い、FBIのフルーリーは駐米サウジ大使と直接交渉。五日間の現地捜査の許可を得て、フルーリーたちFBIチームはサウジに向かう。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 サウジアラビアでテロ事件の捜査を行うFBI捜査官たちのサスペンス映画。
 最初は異国の地で現地の警察に監視され、様々な制限を受けながらも、アメリカ流の科学捜査で証拠を突き止め、犯人の姿を追うFBI捜査官の姿が丁寧にリアルに描かれていた。しかし、終盤、FBI捜査官たちが捜査を断念し、帰国のため空港に向かう際に突然、テロリストに襲われ、今度は逆襲とばかりにテロリストを追跡して、一気にアジトに乗り込み、テロリストのボスとを倒してしまうと言うアクション映画にありがちな強引な展開は、緊迫感はあったが、これまで積み上げてきたリアリティを一気に崩壊させてしまった。
 途中まで一緒に捜査してきたサウジ警察の警官と主人公が次第に有効関係になるも、最後の戦いで死に、警官の家族に主人公が報告するところとかも安易。
 ラストは多少シニカルに描かれてはいたが、全体的に他国だろうが何だろうがおかまいなしに自国の正義の遂行のためなら好き勝手に暴れ回るアメリカの都合のいい正義が色濃く反映された映画といえる。