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| タイトル |
インベージョン |
| 原題 |
THE INVASION |
| 公開年 |
2007 アメリカ |
| 監督 |
オリバー・ヒルシュビーゲル |
| 出演者 |
ニコール・キッドマン
ダニエル・クレイグ
ジェレミー・ノーザム
ジェフリー・ライト |
| 内容 |
ワシントンの精神科医キャロルにスペースシャトル爆発事故の対策チームの一人であった元夫タッカーが、突然、一人息子オリバーとの面会を要求してきた。戸惑うキャロルをよそに、夫が夫でなくなったと訴える患者が現れるなど、キャロルの周辺では不可解な事件が続出していた。 |
| おすすめ度 |
☆☆☆☆☆ |
| 評 |
人間を内側から支配していくエイリアンに立ち向かう女性のサスペンス・ホラー。56年「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」、78年「SF/ボディ・スナッチャー」、93年「ボディ・スナッチャーズ」に続く4度目の映画化。
「es」の監督らしく人間の心理描写や緊張感のある演出が巧み。
これまでのリメイク作では、とかくエイリアンが人間のなりかわる描写や人間とすり替わったエイリアンの特異な部分ばかりがクローズアップされ、割と収拾のつかないラストが多かったが、本作では繭のような要素を廃し、内部の人間のDNAを人間が寝ている間にエイリアンのDNAに作り替えるという新しい要素が加えられ、なおかつ、主人公がエイリアンと戦う理由が明確化されている。
エイリアンは人間が皆エイリアンになれば、意思が統一されて、争い事がなくなり、苦痛や悲しみからも解放され平和になると言って、必死に眠るまいとする主人公を引き込もうとするが、一方でエイリアンの支配を受けない免疫を持つ主人公の子供に対しては、意にそぐわないから殺すという暴力的な姿勢を取っており、人間のやっていることと変わらないと言う矛盾を露呈する。そのために主人公は、自分の子供を殺そうとするエイリアンから子供を守るためにエイリアンの誘惑をはねつけ、戦う。
このあたりの心理的な描写をニコール・キッドマンが巧みに演じている。B級SFホラーも演出と役者の演技一つで、素晴らしいサスペンス映画になると言う見本のような映画。 |