| タイトル | 黒い家 |
|---|---|
| 原題 | BLACK HOUSE |
| 公開年 | 2007 韓国 |
| 監督 | シン・テラ |
| 出演者 | ファン・ジョンミン カン・シニル ユ・ソン キム・ソヒョン |
| 内容 | 生命保険会社に入社したばかりの査定員チョン・ジュノは、ある日、会社の相談電話にかかってきた客の「自殺の場合は保険を受け取れるか」という質問に自分の経験をまじえて、親身に相談に乗ってしまう。 数日後、指名を受けた面識のない顧客で板金工場を営むパク・チュンベの自宅を訪問する。そして、すぐさま、チュンベの義理の息子で7才になるポフンが自室で首を吊っているのを発見する。 |
| おすすめ度 | ☆☆☆☆★ |
| 評 | 日本でも映画化された貴志祐介原作「黒い家」の韓国版。 保険金を取るためなら邪魔な人間を次々と殺す反社会性人格障害者につけねらわれる保険調査員のホラー映画。 反社会性人格障害者と保険詐欺というテーマをリアルに進めつつ、残酷な猟奇殺人演出をパワフルに押し出すところは、静と動のバランスが取れていて良かった。特に自己中心的で目的のためなら手段を選ばないシン・イファの性格が最後まで貫かれているところは、社会の中で気づかないだけでこうした人間が普通にいるという現実的な恐怖感を与えてくれた。 ただ終盤、仲間もいなくなり、自身も負傷しているのにも関わらず、どうやって調べたのか、主人公チョン・ジュノがいつ来るか、一人で来るかもわからないのに、主人公の恋人が入院している病室のベッドで主人公を待ちかまえていたり、どう考えても大した効果がないのに主人公がシン・イファに消化器を噴射してみたりと疑問の残る部分というか、強引な演出が目立った。 また、シン・イファは保険金に固執する割に何のためにその保険金が欲しいのかという部分がはっきりしなかった。金に固執する人間なら、わざわざ再婚までして、ボロ屋に住むというのも不自然だし。さらに過去に前の夫を殺してたのに7才までは息子を育て上げたというのも、シン・イファの性格からすると、あり得ない気がする。 |