タイトル 奇跡のシンフォニー
原題 AUGUST RUSH
公開年 2007 アメリカ
監督 カーステン・シェリダン
出演者 フレディ・ハイモア
ケリー・ラッセル
ジョナサン・リース=マイヤーズ
テレンス・ハワード
ロビン・ウィリアムズ
内容  ニューヨーク州の男子養護施設で育った11才の少年エヴァン・テイラーは、風の音やベッドの軋む音など、まわりの音をメロディとして感じ取れる鋭い感性を持っていた。彼は一度も見たことのない自分の両親が自分を捜していると信じ、施設を出て養子になることを拒否。そのことで施設の仲間からは、いじめられていた。
おすすめ度 ☆☆☆★★
 自分の音楽を広めて、自分の両親に自分を見つけてもらおうとする孤児の少年の人間ドラマ。
 脱走した孤児の主人公が子供を利用して働かす悪い大人に利用されるところなどベースとなるストーリーは「オリバー・ツイスト」で、まわりの音を音楽にしてしまうところなどの演出は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に近いものを感じさせる。
 ラストのコンサート会場で11年の時を経て、子と父と母が互いに顔を会わすところが、一番の感動シーンなのだが、そこに至るまでの設定に無理がありすぎる。
 ドラマと言ってしまえばそれまでだが、妊娠中の有名音楽家の娘が事故で病院に運ばれたとなれば、結構、マスコミ的にも大ニュースで、刑事事件になりそうなケースでもあるのに、出産となった娘に実は生きている子が死んだと父が騙し、さらにその子を孤児院に送ってしまうことなど、出来るのかという点。
 ともすれば犯罪だし、共犯者が多数必要なわけで隠し通すのは難しいと思う。また、ライラにしても、そもそも、一夜限りの恋で妊娠した子を産もうと考えるぐらいなら、普通、父を振りきってでも相手の男を捜すんじゃないのかと思うのだが、その辺は最後までスルーされている。子に対するライラの愛は感じられるが、ライラの男に対する愛が感じられないので、最後の再会にちょっと感動が出来なくなっている。
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